諏訪湖の冬の風物詩となっている白鳥―。毎冬、湖面で羽を休める優雅な姿を楽しませてくれる。しかし、近年は飛来するコハクチョウの数が大きく減少している。長年諏訪湖に飛来したコハクチョウの保護・観察を行う「諏訪湖白鳥の会」によると、今冬確認した1日当たりの最多飛来数は15羽、実際に諏訪湖に降り立ったのは3羽のみ。地球温暖化で、日本海側の積雪が減っていることが主な要因とみている。
3月の卒業式に向けて、岡谷市小井川小学校の6年生が20日、同市の岡谷蚕糸博物館を訪れ、繭を使ったコサージュを作った。蚕の飼育などを体験し、かつて製糸業で栄えた岡谷のシルク文化について学んできた児童26人は、古里の誇りを胸に巣立ちの式典に臨む。
富士見町は20日の町議会全員協議会で、昨年度事業に着手した「道の駅信州蔦木宿」(同町落合)の直売所増設工事について、資材や人件費の高騰を理由に計画を変更し、工事費増額とオープンの時期が当初の今年夏から来年春にずれ込むことなどを明らかにした。議会3月定例会で補正予算が通過した場合、6月ごろから工事に着手する。
南箕輪村は2025年度、大芝高原の森林再生に向けた取り組みを本格化させる。今年度策定した「大芝高原森林づくり実施計画」に基づき、大芝湖南側の村道沿いで主にアカマツを伐採するほか、林野庁の地域林政アドバイザー制度の活用や小型無人機ドローンを使った記録も始め、50年後を見据えた計画的な森林整備に乗り出す。
伊那市は20日、同市美原の旧伊那中央清掃センター跡地に整備を予定する「美原防災スポーツセンター(仮称)」について、来年度から2カ年計画で完成を目指す方針を示した。平時は屋内スポーツ施設、災害時には避難所や物資供給拠点として活用。同日に発表した2025年度一般会計当初予算案に事業費11億9000万円を計上した。
茅野市運動公園に生息するニホンリスに魅せられ撮影を続ける市内の写真愛好家でつくる「愛リスの会」の第12回リス写真展が19日、茅野市民館市民ギャラリーで始まった。新メンバーを含む4人がこの1年間に収めた、四季折々の自然に溶け込む”公園のアイドル”の写真109点が並ぶ。24日まで。
消防団員の定数削減などを盛り込んだ茅野市消防団総合計画で2025年度、3分団が新たな体制に移行する。市内10分団はそれぞれの地元地区と協議を行い、23年度から順次新体制に移行してきたが、今回3分団の協議がまとまったことで、市消防団を10分団32部608人とする新たな体制が固まった。計画策定前と比べ、33部と団員359人を削減。合わせて団員報酬を59%引き上げる。新年度予算案に関連事業費を盛り、市議 ...
2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティー」宣言を行っている辰野町は、来年度、町内5公共施設の照明をLED化する工事に着手する。持続可能なエネルギーの推進にも取り組み、環境に優しいまちやSDGsの推進に取り組む。
諏訪市の天然記念物で日本最古の由来も伝わる仏法紹隆寺(諏訪市四賀)境内の大イチョウの種(ギンナン)を縁起物として売り、果肉や葉は堆肥にして米栽培に生かす循環プロジェクトが足掛け3年目の今年、商品化にこぎ着けた。「諏訪七福ぎんなん」と名付けて19日から飲食店への卸販売を開始。3月1日からは「食べるお守り」として一般へ販売、市内のホテル紅やで宿泊客への提供を始める。
伊那市西町にある市指定有形文化財「旧井澤家住宅」で「第18回ひな祭り・繭玉飾り」(伊那部宿を考える会主催)が始まった。5組の段飾り、12の台座びな、40のつるしびなに加えて、歴史を感じさせるお内裏様や会のメンバーが作った愛らしい赤ちゃんのひな人形などもあり、江戸時代の黒光りする商家を色鮮やかに覆い尽くしている。3月3日まで。
人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」は、主人公らが乗る人型兵器(通称エヴァ)と謎の敵「使徒」との戦闘が見どころ。登場人物を巡る人間関係や葛藤など心理描写も巧みで、1995年の放送から今なお愛される▼この30年間でファンが考察を重ね、そう単純な構図でないことは承知の上で話を進めたい。アニメ版にはさまざまな使徒が登場し、主人公の所属する特務機関がこれを迎え撃つ。その中で唯一、エヴァを用いず人の手だけで ...
岡谷東高校(岡谷市)で18日、パラアスリートを講師に招く「あすチャレ!メッセンジャー」の高校生向けキャリア教育授業があった。日本財団パラスポーツサポートセンター(東京)が主催し、高校では全国初のプログラムとして、同校を含む県内3校を振り出しに開催。生徒たちが講話やワークショップを通して自分の可能性を信じ、生き方の選択肢を広げた。